ストレスに強い心身を持つことが大切

ケアマネージャーは介護に関するコーディネートやマネジメントを行う専門職です。この仕事では介護が必要な人や家族から相談を受けたり、彼らと介護サービスを提供する機関とをつなぐ役割を果たします。人間を相手にしている上に、橋渡し的な役割を持つということで、この仕事はやりがいがある反面ストレスがたまりやすいとも言えます。

例えば認知症の家族の相談を受けた場合、普段からかなり大変な人達の不安や心配事を聴くことになる可能性が高いです。また、介護関係の施設には認知症を受け入れないところも多くあるので、受け入れ先を見つけて、その機関とサービスを受ける人や家族とのコーディネートをする場合はかなり神経を使うことも考えられます。
こんな場合には、まず信頼できる同業者に相談してみることをお勧めします。ケアマネージャーは介護を必要とする人とその家族に関わる仕事なので、同業者なら似たような体験をしている場合も多く、良いアドバイスが受けられる可能性があります。
こんなときのために、いろいろなことを話し合えるケアマネージャーのグループを普段から作っておくと良いでしょう。

そしてもう一つ大切なのは、それぞれの問題を解決するだけでなく、ストレス自体に強い心と体を普段から作るようにしておくということです。具体的にはできるだけ規則正しい生活をしながら、好きな映画を観に行ったり、山登りをしたりしてリフレッシュできるようにすると良いでしょう。
それでもストレスを感じて大変なようなら、カウンセリングでプロのアドバイスを受けることをお勧めします。またカウンセリングを受ける前には自分の仕事について振り返る時間を作っておくと良いでしょう。
ケアマネージャーは簡単になれる仕事ではありません。やりがいのある仕事を続けるためにできることを日々実践していくことが大切です。